「外壁の汚れや傷が気になる」
「家を建ててから30年が経過している」
このような場合には外壁をリフォームする時期かもしれません。
外壁は適切にメンテナンスを行うことで、長く安心して住める住宅になります。
当記事では外壁をリフォームする際の費用や、リフォーム内容ごとの特徴などを解説しています。
外壁リフォームをご検討中の方はぜひ参考にしてください
外壁リフォームの3つの施工内容
施工内容 | 特徴 |
塗装 | ・施工費用が安い。 ・外壁に軽度な劣化・傷がある場合に適している。 ・塗料には外壁を保護する役割もあるため、10~15年毎の施工を推奨。 |
カバー工法(重ね張り) | ・塗装よりも施工費用が高い。 ・外壁に重度な劣化・傷がある場合に適している。 ・断熱性・防音性の向上が見込める。 |
張り替え | ・カバー工法よりも施工費用が高い。 ・外壁だけでなく下地まで劣化している場合に適している。 ・外壁を一新するため、今後長く住むことができる。 |
外壁リフォームには「塗装」「カバー工法」「張り替え」の3つの方法があります。
どの方法を選ぶかによって、費用や工期、メンテナンス性などが変わるため、ご自宅の状況に合わせて選ぶことが大切です。
外壁リフォームの選び方
施工内容 | 選び方 |
塗装 | 築30年未満 |
カバー工法(重ね張り) | 築30~40年 |
張り替え | 築40年以上 |
外壁の耐用年数は約40年といわれているため、外壁リフォームをする上では住宅の築年数が大まかな判断基準になります。
築30年未満の場合、まだ耐用年数を超えていないため、塗装でメンテナンスをするのがよいでしょう。
築30~40年の場合、まだ耐用年数は超えていないものの数年後には再度リフォームが必要になってしまうため、カバー工法がおすすめです。
築40年以上の場合、耐用年数を超えており外壁が老朽化しているおそれがあるため、張り替えによって一新するのがよいでしょう。
ただし、築年数が浅くても外壁の劣化具合によっては、カバー工法や張り替えを選んだ方がよい場合もあります。
築年数は参考程度に考え、外壁の状況に合わせて選んでみてください。
外壁リフォームの費用目安
施工内容 | 費用目安 |
塗装 | 60~100万円 |
カバー工法(重ね張り) | 150~200万円 |
張り替え | 200~300万円 |
外壁リフォームの費用目安は概ね上記のようになっています。
費用が変わる要因としては、住宅の坪数や階数、外壁の劣化具合、使用する外壁材や塗料の種類などです。
住宅が広かったり3階建以上であったりする場合には、費用が高くなる傾向にあります。
また、外壁材や塗料は種類によっては材料費が2倍以上違うものもあります。
どの素材を選ぶかで全体の施工費用にも大きく影響するため、どのような素材が選べるのかリフォーム業者とよく相談するようにしましょう。
外壁材(サイディング)の種類と特徴
種類 | 特徴 |
窯業系サイディング | ・価格が安い ・デザイン性が高い |
金属系サイディング | ・凍害に強い ・軽量であり耐震性が高い |
木質系サイディング | ・デザイン性が高い ・天然木を使用した独特な風合いが魅力 |
樹脂系サイディング | ・凍害、塩害に強い ・軽量であり耐震性が高い ・コーキングが不要 |
外壁材には「窯業系サイディング」「金属系サイディング」「木質系サイディング」「樹脂系サイディング」の4種類があります。
現在国内で主流となっているのは「窯業系サイディング」と「金属系サイディング」です。
比較的価格が安く、耐久性やデザイン性も高いため人気があります。
北米では「樹脂系サイディング」が広く普及していますが、国内ではそれほど使われていません。
「木質系サイディング」は天然木を使用した唯一無二のデザインや風合いが魅力ですが、耐久性は他のサイディングに比べてやや劣る傾向にあります。
ご自身の好みや住宅のデザインなどを考慮して選んでみてください。
まとめ
外壁リフォームには「塗装」「カバー工法」「張り替え」の3つがあり、選ぶ方法によって費用やメンテナンス性が変わります。
そのため、築年数や外壁の劣化具合など、ご自宅の状況に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
弊社「まごころ工務店」では外壁リフォームのご相談から施工まで対応していますので、外壁リフォームをご検討中の方はぜひ一度ご相談ください。